9月1日、熊谷市主催の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式に参列してきました。斎場の部屋2つとその間のスペースに椅子を並べて総勢140人ほどだったでしょうか。市長や市議会議長、総連の方の追悼のことばと民団の方のお礼のことばがありました。来賓として多くの熊谷市議や、他にも自治会や行政に近い各種の団体の代表の 方々が参列していました。
当日配布された熊谷市長の「ごあいさつ」より抜粋です。
今から92年前の今日、この日に起きた関東大震災により東京を中心に街が壊滅状態になり10万人を超える死者、行方不明者を数えました。この大きな混乱状況のなかで避難されてきた朝鮮人の方々が本市においても謂れのない流言飛語により尊い命を奪われたことは誠に痛恨の極みであります。
私たちは暗い過去への厳粛な反省のうえにたち、再びこのような惨禍が起こることのないよう、また尊い命を奪われた犠牲者の方々、最愛の肉親を奪われた同胞の方々の悲痛な思いを決して風化させてはならないと決意を新たにするものであります。同時に国際社会での認識を高め諸外国の方々との交流を図り親善、友好関係を積極的に推進し人間相互の尊重と理解を一層深めてまいります。
熊谷市議会では、今の戦争法案に反対する請願が否決されています。市議の多くは戦争法案に積極的な反対はしていないようです。このような追悼式に参列し過去を反省するのであれば、戦争法案には反対するだろうと思うのですが、そうではないようです。そのギャップに戸惑っています。
熊谷市で当時実際に何が起こったか、特に行政や軍が何を行ったのか、調べたいと思います。
熊谷市関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式